【土地探しのこと】セットバックが必要な土地って大丈夫？気をつけたいポイント

2025.06.17家づくりコラム

こんにちは！外壁タイルの家づくりを掛川を中心にお届けしているクレバリーホーム掛川店です。

土地を探しているときに、たまに「セットバックが必要な土地」という言葉を目にすることがあります。耳慣れない「セットバック」とは、道路の幅を確保するために、自分の土地を少し道路側に譲らないといけない制度のこと。

今日は、注文住宅でマイホームを建てるために「セットバックが必要な土地」を購入する際、気をつけるべきポイントを、掛川エリアの実情も踏まえてお伝えします。

1. セットバックが必要な土地＝接する道路が狭い土地

セットバックが必要な土地は、土地に面した道路の幅が狭く、家を建てる際には道路幅を広げないといけない土地のことを指します。

例えば、前面の道路が4m未満の幅の狭い道の場合。

家を建てる際には、道路の中心線から少なくとも2mの幅を道路のために確保しなければいけません。そのため、家を建てるにあたっては、今の敷地の一部を道路として提供する（セットバックする）必要があります。

こうしたことから、セットバックが必要な土地は一般的な土地の相場よりも比較的安めに設定されていることがほとんど。価格面ではメリットがあることから、検討される方もいらっしゃいます。

2.セットバックが必要な土地は、車が通る・駐車するのも大変！

敷地に面した道路幅が狭いセットバックが必要な土地は、家を建てる際に家の前の道路を広げたとしても、家の前に至るまでの途中の道路幅がまだ狭いケースも少なくありません。たとえば細い道の一番奥の土地の場合、手前の道に面した土地がこれから建替えなどでセットバックされない限り、道路幅はずっと狭いままになってしまいます。

そのため、救急車などの車両が通れなかったり、車通しがすれ違えない場合も多いのが実情です。

今の車は横幅1.8m、全長5m程度が一般的。そのため、道路幅が4m以下だと1.8mの車がすれ違いにくいというのはイメージしやすいかもしれません。

また、車を停める場合も道が狭いと敷地に車を停めるために切り返しを何度もしなければいけないことも。敷地内の駐車スペースの奥行きに1mほどゆとりを持っておかないと、停めにくいということも少なくありません。

3.掛川・磐田・袋井の土地事情とセットバック